帰ろうと駐車場に出たら,同僚Aさんの左前輪がペシャンコになっているのを発見。さーどっち?
A:見なかったことにして帰宅
B:パンクを知らせてスペアタイヤへのはきかえを手伝う
もちろんB。さっさっと慣れた手つきでナットを緩め,ジャッキアップしてからナットを外し,パンクタイヤを外して,スペアタイヤを装着,ナットを締めてジャッキを下ろし,ナットを増し締めして,「っじゃ!」と軽く手を挙げ,「お名前は?」と聞かれ「名乗るほどのもんじゃありません」と言い残し,馬にまたがって夕日に消える・・・はずだった。
どいうわけかナットが…ね,回らない。ナットとホイル穴の間隔が狭くて,車載セットのレンチが入らない,入らない,回せない。それでも,なんとか1個を緩めることに成功。なら,他の3つもいけるはずと,やってみたけど入らない,入らない,入らない。
そこへ同僚Bさん登場。私の「だめだこりゃ」を聞いて,1番近いガソリンスタンドへ電話する。
すぐに颯爽とガソリンスタンド店長登場。ナットとホイルの狭い間に入り込むことができる肉厚の薄い高級レンチを入れて,回す,回す。あっという間に,スペアへの交換終了。「2000円くらいですね」と見積もりを言って,パンクタイヤ直すために夕日に消えた。
情けは人の為ならず,おのがこゝろの慰めと知れ。